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屈折異常について


近視


近視について

近視は目の屈折異常の一つですが、日本人口の約1/3 およそ4000万人が近視と推定されています。
仮に、目をカメラに例えるなら、角膜は屈折付きフィルター・水晶体はピントを合わせるためのレンズ・網膜はフイルムの役割を果たします。目も同じ働きで外界の光は、角膜→前房→硝子体を経由させ→網膜に像を結びます。しかし、近視の目では網膜手前で像が結ばれるため、近くは見えても遠くのものがぼやけ見えなくなり良好な視界を得ることができません。このように近視は、「遺伝的要因」と「環境的要因」に分かれており、強度の近視の場合には「遺伝的要因」軽度の近視は「環境的要因」と考えられています。また、両親が近視だと子供も近視になる遺伝的要因が高く「PAX6」「LEPREL1」という遺伝子の変異が原因と考えられ、単一の遺伝子ではなく複数の遺伝子の変異が近視を引き起こしている可能性が指摘されています。


近視と進行の分類

屈折性近視

小学生の3人に1人が視力1.0以下の現代社会
近視そのものは、図2の通り網膜手前(near sighted eye)にピントを合わせます。
眼球の奥行きは正常(約22〜24mm)でありながら角膜や水晶体の屈折力が強いことで
ピントが網膜手前に焦点を結びます。
この屈折異常によって起きるピンボケ作用を屈折性近視といいます。

「軸性近視について」

上記の通り、正常眼の眼軸は約22〜24mmですが、軸性近視では眼軸の長さは約27mmを超えていることから、さらに視力を低下させています。
眼球がわずか1mm程度違うだけで「-3Dioptrie」(ジオプトリー=レンズの屈折力の単位
1メートルを焦点距離で除した値)となり、視力を目安とすれば調節を除き約0.08〜0.07程度の近視となります。また、乳児の眼軸は約16㎜ですが成人になると約24㎜となり生まれた時は、ほとんどの人が遠視ですが眼球の成長とともに正視となります。(網膜に焦点を結ぶ)しかし一部の人は、角膜と水晶体の全屈折力に比べて眼軸が長くなり過ぎ屈折によって集められた光の焦点がさらに網膜の手前で像が結ばれてしまうことを「軸性近視」といいます。また、現在の医学では、伸びてしまった眼軸を短くする方法は見つかっていないのが現状です。

「仮性近視」

一時的に見え難くなる仮性近視は、ピントが合うまでの調節ラグを引き起こします。
近くの対象物を長く見続けることにより、水晶体は厚みを変えピントを調節します。また「毛様体筋」の維持が困難となり眼痙攣を起すなど焦点も元に戻りづらくなります。
そのため、ピントが近くに固定されることで、一時的に遠くのものが見え難い症状をひき起こします。この状態を一般的に「仮性近視」と呼びます。

「調節ラグ」

調節ラグとは、人が近くの本や対象物を見るとき、水晶体を厚くすることでピントの位置を近くにもっていきます。
この調節のメカニズムは完全に焦点を結べず誤差が生じます。
これら現象を調節ラグといいます。また、調節ラグによって焦点が網膜手前に位置するためピントが合わせずらく、さらに無理な調節は近視が進行するとも考えられています。

「子供が見えずらいと言い始めた」

もしかしたら近視?それとも仮性近視なの??などの相談を受けることがありますが、実際には毛様体筋の緊張をとることで視力が元に戻る場合があります。また、このような仮性近視の段階で安易に眼鏡をかけさすと、さらに視力を低下させ外的視力障害を引き起こす場合がありますので、適切な受診をお勧めします。

「子供の検査ほど難しい」

実は、子供の検査ほど難しく見る力は8歳までに決まります。
そして、8歳〜9歳までは「視力の発達期」にあり、その期間に異常を放置すると正常な視覚の発達を妨げることになります。この発達期に、目の病気や強い「近視」「遠視」「乱視」「斜視」など放置すると正常な視力が発達とともに妨げられ、後から治療しても理想的な視力を得ることが困難となります。一般的に0歳〜3歳の目は感受性が非常に高く、外からの視覚刺激によって網膜から視神経、その先の大脳の視覚が急成長する大切な時期となります。最近「目つきが悪い」などや「目線が合っていない」「首を傾けて見ている」などの気になる仕草や目の症状の異変に気づいたら、早期受診をお勧めします。

「子供の弱視と斜視について」

早期発見こそが鍵となります。
子供の弱視は50人に1人の割合で起きており、幼少時の目の代表的疾患は斜視と弱視となります。
斜視は片方の眼球が外側や内側に向いているのですぐに判別することができます。
特に遠視性不同視による弱視では、片方が見えるのに対し片方が見えない目であることから、日常生活に不自由を感じることなく、親もそれに気がつかず治療を困難とするケースがあります。
このようなことから、3歳児健康診断は必ず受診して下さい。また、早期に異常が発見され適切な治療を受ければ正常な視力を得ることができます。

弱視の形態「形態覚遮断弱視について」

乳幼児期に視覚刺激が遮断されることで起こる視力障害です。 
主な原因は、「白内障」「角膜混濁」「瞳孔閉鎖」「眼窩腫瘍」となります。
その他「斜視弱視」斜視があるため斜視眼が抑制されて起こる視力障害や「不同視弱視」左右のうち片眼に屈折異常があり大幅な左右のずれによる視力障害。「屈折異常弱視」両眼の屈折異常による視力障害などがあります。

「頭痛や肩こりなど引き起こす過矯正について」

必要以上に度が強すぎる眼鏡やコンタクトレンズの使用は、頭痛や肩こり・めまい・吐き気など引き起こします。
過矯正は、外界からの光を網膜後方に焦点を結ぶため、近視でありながら遠視とさせます。そのため、副交感神経や交感神経の働きを不規則とさせ偏頭痛や肩こり・目の疲れ・意欲の低下など自律神経障害を引き起こします。
単に過矯正は度が強いだけでなく、三半規管を原因とする「めまい」「空間識障害」「回転性めまい」(真性めまい)や「動揺性めまい」(ふあっとする)「仮性めまい」(中枢全庭系)末梢障害など、メニエール病(前庭神経障害)に似た症状からも、適切な矯正が求められます。

「目の疲れをとるテクニックについて」

両眼同時視検査(両眼同時雲霧法)により眼鏡、コンタクトレンズ矯正を行い過矯正を未然に防ぎ適切な処方により眼精疲労を軽減させ、快適な視界を得ることができます。

「環境的要因とVDT症候群について」(別名テクノストレス眼症)

近年の学校保健統計調査では小学生の1/4、中学生の1/2以上が裸眼視力1.0未満であるなど、さらなる低下傾向が続いています。その原因として挙げられるのが、携帯電話やパソコン・ゲーム機など長時間に及ぶ近点作業が目の酷使となり「環境要因」として大きく関わっています。また、このような日常生活の習慣を見直すことで、近視の進行を未然に防ぐことも十分可能となります。

「VDT症候群とは」

VDT症候群は、視覚負担症候群・筋骨格系負担症候群・精神神経負担症候群の三つに分類されます。「視覚負担症候群」疲れ目・かすみ目・視力低下などの諸症状「筋骨格系負担症候群」肩こりや全身の痛み、食欲不振や胃痛、便秘などの諸症状「精神神経負担症候群」イライラ、抑鬱、精神神経系の負担などの諸症状
「VDT作業中の注意点」日常的に目の負担軽減は大切な作業です。その為、適度な休憩  1時間に10~15分は休憩を取るなど遠くを眺めて見ましょう。また、運動で緊張をほぐすなど、目の健康体操も効果的対策となります。

遠視

遠視と老視のちがい

遠視は網膜の後方でピントが合うという屈折異常であり遠くについては調節力が足りてみえるが、近いところで調節力が不足し見えないのに対し、老眼は老化による調節機能の低下で調節できる範囲が少なくなり、遠くが見える人は近くが見えなくなり、近くが見える人は遠くが見えなくなります。
目に入ってきた光は角膜、続いて水晶体(カメラのレンズの役割を果たします)を通って屈折し、眼球の奥にある網膜(カメラのフィルムの役割を果たします)に到達します。網膜でピントがあうように水晶体の厚さを調節します。

遠視は網膜の後方でピントが合うという屈折異常であり遠くについては調節力が足りてみえるが、近いところで調節力が不足し見えないのに対し、老眼は老化による調節機能の低下で調節できる範囲が少なくなり、遠くが見える人は近くが見えなくなり、近くが見える人は遠くが見えなくなります。
目に入ってきた光は角膜、続いて水晶体(カメラのレンズの役割を果たします)を通って屈折し、眼球の奥にある網膜(カメラのフィルムの役割を果たします)に到達します。網膜でピントがあうように水晶体の厚さを調節します。

遠視(屈折異常)

  1. 目に入ってきた光は眼軸が短いため、調節を休ませたとき、網膜の後ろにピントが合ってしまいます。
  2. 遠いところや近いところを見る場合、より多くの調節を要し、網膜にピントを合わせることになります。

遠視とは、まったく調節しない時に網膜の後方でピントが合うため、遠くを見る時は少しの調節で見え、近くを見る時は強く調節をしないとはっきり見えない目のことです。遠くでも近くでも調節が必要になり疲れやすい目です。

老眼(調節異常)

老眼は40歳前後からはじまる誰もがなる目の老化で、水晶体の弾力性が弱まり、調節力が低下した結果、近いところが見えにくくなる症状を指します。「自分はまだ若いから」と無理をすると、次のような症状が現れます。
  • 肩こり
  • 目の疲れ
  • 頭痛
  • 吐き気

子どもの遠視

子どもの場合、遠視であっても調節力が強いため、症状が現れない場合が多いのですが、軽度の遠視でも年をとるにつれ、また強度の遠視になると次のような症状が現れます。
  • 絶えず目の調節を必要とするため、目と身体が疲れやすく、集中できずに学習や仕事の能率があがらない
  • 遠視の度が強くなると、内斜視になったり、視力の発達がまだ不十分な小児の場合、弱視になったりする

内斜視:

強度の遠視では、はっきり見るために余分な調節が必要なので、目が寄ってきて内斜視になります。

弱視:

強度の遠視では、調節の努力をしてもピントが合いにくくなります。小児では、この状態のまま、矯正しないでおくと視力の発達が止まって弱視になります。

遠視の矯正

強度の遠視や老眼で近くが見えにくく、日常生活が不便な場合はメガネを用いて矯正します。
遠視の矯正には凸レンズを使います。凸レンズは光を集め、屈折力を強めるように働くので、網膜の後ろで像を結ぶ場合の矯正に用いられます。

近視の人は老眼にならない?

一般に、近視の人は老眼になるのが遅く、遠視の人は老眼になるのが早いといわれていますが、この考えは正しくありません。
近視の人は老眼になっても、正視、遠視の人と比べて、もともと近いところにピントが合っているので、その分だけ水晶体の調節を必要とせず、見かけ上、老眼になっていないようにみえます。
また、近視の人は、近視用のメガネをかけた状態では、正視の人と何ら変わることはありません。近いところを見る場合には、正視の人が老眼鏡をかけるのと同じように、近視用のメガネをはずしたり、度を下げたりすることにより対処します。
遠視と老眼は違うものですが、どちらも目の疲れを中心とした症状に、身体の疲労が加わります。近くを見る作業を長く続けると、目や身体に疲れがたまります。あまり目が疲れやすいようであれば、眼科医に相談してみましょう。

乱視

乱視とは

乱視とは、屈折力が屈折点により異なるために、焦点を結ばない状態のことを言い、正乱視と不正乱視とに分けられます(図 17)。
正乱視は角膜や水晶体のカーブが方向によって違うため(例:ラグビーボール)、屈折力が縦と横、あるいは斜めで異なり、焦点を一点に合わせることができません。主に角膜のひずみが原因ですが、近視や遠視と組み合わさって起こる場合がほとんどです。正乱視があると一方向の線のみが明確に見えますが、他の方向はぼやけて見えます(図 18)。
不正乱視は炎症やケガなどによって角膜表面に凹凸が生じたために正常に像が結ばれない状態を言います。

屈折異常の治療

屈折異常の治療法としては、眼鏡やコンタクトレンズによる矯正が用いられますが、最近では屈折矯正手術が選択されることもあります。
眼鏡やコンタクトレンズ、屈折矯正手術にはそれぞれメリット、デメリットがあり、患者さん一人一人の病態や生活スタイルなどを考慮して選択されます(表 6)。
眼鏡 コンタクトレンズ
メリット
  • 結膜炎や角膜疾患があっても装用できる
  • かけはずしが簡単
  • 手入れが容易である
  • 物の大きさが変わったり、ゆがんだりしない
  • 視野が広く、周辺部がひずんだりしない
  • ほとんどの激しいスポーツでも装用できる
  • 美容上、好まれる
デメリット
  • 強い近視や遠視、乱視では十分な矯正視力が得られないことがある
  • 近視や遠視の度数の差が左右の眼で大きいと、物の大きさが違って見える
  • 眼鏡をかけると近視では物が小さく、遠視では物が大きく見える
  • 視野が狭く、周辺部がひずむ
  • スポーツには不向きである
  • 雨や湯気などで眼鏡がくもる
  • 結膜炎や角膜障害がある場合は装用できない
  • トラブルが起こることがある
  • 取り扱いが面倒である
  • ディスポーザブルレンズ以外は手入れが必要である
  • 定期検査が必要である

乱視の治療

正乱視は円柱レンズの眼鏡やコンタクトレンズで矯正できます。眼のひずみと逆方向にひずませる円柱レンズにより焦点を合わせます(図 21)。
不正乱視は角膜の表面に凹凸があるため眼鏡では矯正が不可能です。コンタクトレンズで矯正されますが、矯正にはハードコンタクトレンズの方が適しています(図 22)。コンタクトレンズで矯正できない場合は屈折矯正手術または角膜移植を行います。


斜視

斜視とは

あれれ、あのあかちゃんは右のおめめと左のおめめがちがう方向を
向いていますね。どうしたのでしょうか・・・

斜視とは?

ふつう、ものを見るときには、右目も左目も両方の目が、見ようとするものの方向に向いています。ところが、片方の目が見ようとするものを見ているにも関わらず、もう片方の目が目標と違う方向を向く場合があります。これを斜視といいます。斜視はこどもの2%くらいにみられる病気です。

斜視の種類

斜視は目の位置によって、内斜視、外斜視、上斜視、下斜視にわけられます。


どうして斜視になるの?

斜視の原因として、次のようなものがあります。

目の筋肉や神経などの異常

目を動かす筋肉や神経にわずかの異常があると、目の位置がずれ、両目が一緒に正しくものを見ることができず、斜視になります。

遠視

目はものを見るときにそのものにピントあわせを行います。近くを見るときには、目は内側によります。遠視では、強くピントあわせを行わないと、はっきりと見えないため、目は内側によって、斜視になる場合があります(内斜視)。

両眼視の異常

遺伝や脳の一部のわずかな異常が原因で、両眼視がうまくできない場合、それぞれの目が別々に見るようになり、斜視になります。

視力不良

病気やけがで、片方の目の視力が悪くなると、両眼視ができず、視力の悪い目が斜視になる場合があります。大抵の場合、その目は外側を向きます(外斜視)。

両眼視とは?

両眼視とは、 2つの目で見たものを脳で1つにまとめる働きのことです。両眼視ができないと、ものが二重に見えたりするばかりでなく、立体感を感じることもできません。両眼視は生後1年くらいでできるようになり、6歳くらいには完成します。

斜視はどうやって調べるの?

斜視は両目の向きが異なるため、少し気をつけると、家族の方が見ても分かります。斜視は早期に治療しないと、弱視や物が立体的に見えない原因になりますので、斜視に気がついたら、はやく眼科を受診しましょう。

偽斜視

あかちゃんは、鼻が低くて、その根本が十分に発達していないために、両方の目の間が広くなっており、白目の内側が見えない場合があります。外見上は内斜視のように見えますが、本当は斜視ではありません。これを偽斜視といいます。偽斜視は鼻の根元が成長するに従って、内斜視のように見えていたものが、正常に見えるようになります。

斜視はどうやってなおすの?

斜視の原因が遠視の場合には、通常、凸レンズのめがねをかけて、遠視を矯正します。時には調節を改善する目薬を用いることもあります。また、原因が遠視以外の場合には目の筋肉を調節する手術を行うことがあります。手術は通常、局所麻酔で短時間で終わりますが、乳幼児の場合には、全身麻酔で行います。ただし、手術で目の向きをなおしても、両眼視ができない場合がたまにあります。また、斜視から弱視になっている場合には手術の前や後に弱視に対する訓練を行う必要があります。

弱視


視力も成長するの?

おやおや、あかちゃんがいます。
じっとこちらを見ていますが、何が見えているのでしょうか・・・

こどもの視力は成長します

生まれたばかりのあかちゃんは、明るいか暗いかぐらいしか分かりません。しかし、 1カ月くらいで物の形が、 2カ月くらいで色が分かるようになります。さらに4カ月になると、動くものを追って目を動かせるようになります。そして、6歳くらいにはおとなと同じくらいの視力を持つようになります。

視力の発達にはものを見ることが大切です

こどもの視力が発達するためには、毎日ものを見ている必要があります。これは目から受けた刺激を、脳が正しく理解するのに、訓練が必要だからです。訓練といっても、特別なことをするわけではありません。目を開けていろいろなものを見ているうちに、目からの刺激を脳が正しく理解するようになるのです。

弱視とは?

こどもがテレビにくっついて画面を見てるけど、大丈夫かしら・・・

視力の発達にはものを見ることが大切です

こどもの目の発達には、たえずものを見る訓練が必要であることは、先にのべました。それでは、もしこどもの視力が発達する途中で、たえずものを見る訓練ができなかったらどうなるのでしょうか?
この場合、視力の発達は抑えられ、止まってしまいます。これを弱視といいます。近視でめがねをかけると見えるようになる場合は弱視とはいいません。

どうして弱視になるの?

弱視はものを見る訓練ができないと起こりますが、ものを見る訓練ができない状態になる原因としては以下のようなものがあります。

  • 斜視
  • 斜視があると、成人ではものが二重に見えます。小児では二重に見えて、脳が混乱しないように、斜視になっている目を使わないようになるため、弱視になる場合があります。これを斜視弱視といいます。

  • 遠視
  • 遠視があると、近くを見るときも、遠くを見るときも、はっきりと見えないため、視力が発達せず、弱視になる場合があります。

  • その他
  • 生まれつき、白内障などの目の病気がある場合、あるいは乳幼児期に眼帯を長い間(3~7日間程度)つけたりした場合、ものを見る訓練ができず、弱視になる場合があります。
資料文献 参天製薬 壱番館クリニック